『人(ヒト)繰り』=人事労務管理
人事労務管理でいかにコストを抑えるか。
⇒働く人をクビにするという単純な話ではございません。
『効率の良い求人』
人がドシドシ応募して来て、採用した人が辞めない職場。
採用に費用をかけず、浮いた資金で従業員を教育し、しかも辞めずに戦力になっていく。
そのような理想的な会社だとしたら、求人にかける費用を必要以上に抑えることが可能になります。
『離職率を減らす』
職場への定着率が高まると、必然的に離職率は低下します。
そのような職場とは??
このテーマを当事務所では日々追求しております。
高度経済成長、バブル経済期、平成不況を経るなかで、経済はどんどんグローバル化し、規制改革等によるビジネス環境の変化によって今日に至る日本の企業経営は非常に厳しい競争にさらされています。
同時に企業と労働者との関係も変わってきました。
企業経営の3要素といえば、「ヒト・モノ・カネ」ですが、「ヒト」については、高度経済成長期には、終身雇用、年功賃金を中心とした人事労務管理が日本企業の成長の原動力とされてきました。しかし、昨今経済情勢が変化し続け、少子高齢社会の到来とともに労働人口の減少が予想される中において、労働者の働き方や価値観がますます多様化しております。このことにより、従来と違った人事労務管理が求められるようになってきたのが今の状況です。
(全国社会保険労務士会連合会「伸びる会社の人事労務管理」のはなし)より
人事労務管理の基本 = 企業業績を高めるために人材をどのように活用するか。
そして、
従業員が生産・営業活動などあらゆるの現場でいきいきと働き、その能力が発揮されるようにする。
従業員がいきいきと働き、その能力が発揮されるようにするには一体何がインセンティブとなりうるのか。
「ヒト」が「モノ」や「カネ」と違うのは、「生き物である」ということ。
この認識は当たりませのことであるにもかかわらず実際の現場では意外と忘れがちで、ヒトをモノと同じように扱う職場ではトラブルが続出しかねません。
個々の従業員の心理(モチベーション)は仕事の成果に大きく影響を与えます。
その従業員にとってのモチベーションを高めるインセンティブは、必ずしも「賃金」といった経済的なものだけではありません。
「ヒト」は社会性の生き物です。
働きやすい職場環境であるかや、自分が働く企業がどのような社会貢献をしているのか、そして、自分の仕事が企業の業績に貢献し、それが成果として評価されているのかといった心理的満足感が大きなインセンティブになっているのです。
(全国社会保険労務士会連合会「伸びる会社の人事労務管理」のはなし)より